11月幹事会 報告 -松屋落成とその先-

柔らかく降り注ぐ光、細やかな波打ちが心地よい畳、ほのかに香る木材。11月、霜月。決して暖かくはない早朝、木造建築の温かみを感じながら、ふれあいの館で心地よい目覚めを迎えました。
そして空前の朝イチ幹事会のため、暑き熱き日々の思い出を抱く松屋へ向かう2017年度幹部陣の冬の陣。
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やはり、寒いのです。コートを着込み会議が始まる、その勇壮さに陣への信託心を高まらせつつ、今やOBとなった我々は付知ベーカリーのジャンボくんへ。
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焼きたてのパンは心躍ってしまう上に、どのパンも美味しくて。特にフランスパン生地のパンが僕たち私たちのオススメで、歯ごたえの堅さの中にある温柔。大いに名前勝ちをしているこのパン屋さんは加子母からコメリ付知店に向かう道中に所在するので是非。
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我々がジャンボくんやらモクモクセンターやらから松屋へ帰宅する頃合いに幹事会が終わり、引き続き松屋サミットが開催の運びとなっておりまして。松屋サミットとは地域住民を松屋に招待して、学生や行政とともに今後の使い方に思いを馳せよう、そして現実に結びつけようという会議もといワークショップ。
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御覧下さい、この囲炉裏。温かくて、そこに人が群集するので尚一層あったかい。囲炉裏は、家主の佐藤さんの従兄弟の今井さんが小さな頃(50年ぐらい前?)からずっとあるのだと、今井さん。囲炉裏は暖を採れるだけでなく、排出される煙は木材を燻すことで腐食を抑えつつ防虫効果をも擁する、その上、温度差による気流循環で夏場の利用は逆に涼しくなる、そんなビックリ機能を持つのだそう。いいね。

そしてイモ餅。このイモ餅が生まれるにあたった地域話があるそうで。コメが高級だった往時、古い米と芋を混ぜて潰すことで、量増しをしつつ色々分からなくすることが図られたのだそう。そんなワリと想像できそうな話も、イモ餅を楽しみながら一緒に作っている最中に教えてもらいました。

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松屋は今、こんな風に使われていまして。屋敷を通り抜けてゆく風を受けながら、ゆるりと流れてきた5年間の時間とゆるりと流れていくこの先の時間を想う心地。それは松屋改修の難しさのなかにある面白みを通して、木材の堅さの中にある温柔を通して、培われてきた心地良さなんだなと思います。この心地、木匠塾のどこかに所在するので是非。
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PS. これは川上家っていう栗きんとん屋の、柿の実栗きんとん。干し柿の中に、栗の味がぎゅっと絞り込まれた栗きんとんが入っててめちゃくちゃ美味かったです。中津川駅の近くに所在するので是非。
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執筆: 京大5回生 川上周造

# by K_moku | 2016-11-27 22:54 | 2016年度

10月幹事会報告

加子母木匠塾ブログ2016年度10月を担当させていただきます、東洋大学2回の本野と1回の八木です。

10月の幹事会では総幹事、副総幹事の引き継ぎと各大学の来年度幹部の発表、今年度の反省、来年度の制作物の提案について話し合いました。

幹事会の様子です。
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2016年度総幹事 平井美空さん、副総幹事 兵藤功冶さん、川端一輝さん
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今年度、全大学が無事に竣工できたのは3人の力があったからこそだと思います!
初参加の私達も楽しむことができました。
お疲れ様でした!

お世話になった先輩方です。
来年は先輩方の背中を追って私達も頑張っていきます。
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そして、、、2017年度新総幹事 田淵伸太郎さん 副総幹事 市川諒さん、渡邉雅大さん
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よろしくお願いします!

来年度も加子母木匠塾を盛り上げていけるように頑張っていきましょう!



東洋大学は今年度の制作物である櫓の屋根の修正も行いました。

屋根をはめています。
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平均身長が低く、大変でした、、、笑(自分たちもですが、、)

完成!きれいにはまりました。
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みんなの名前が山車小屋にありました!感動です!!

今年度東洋大学幹事兼棟梁としてみんなを引っ張ってくださった、茂垣直人さんです。
本当に頼れる先輩でした。お疲れ様でした!
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それを見下ろす、来年度幹事の西谷俊則さんです。
いったいどういうつもりでしょうか、、、というのは冗談で笑
後輩一同、ハイスペックなとしさんについていきます!!!!!

来年度以降もこの櫓を使っていただけたら幸いです。
これからも東洋大学一同をよろしくお願いします。


最後に本当に先輩方お疲れ様でした、新天地でのご活躍をお祈りしています。
来年度も加子母木匠塾をよろしくお願いします。

# by K_moku | 2016-11-02 14:39 | 2016年度

金沢工業大学 制作物について

制作物報告は金沢工業大学4回生の北山が担当させていただきます。

金沢工業大学は、松屋母屋の東側庇下の内装改修を行いました。去年のこともあり、今年は特別強い気持ちで臨みました。

今年の金沢工業大学の参加者は1年目の人が約半分を占め、はじめは加工の進度や技術面で不安を感じていました。しかし、皆真剣に取り組んでくれ、無事に竣工することができました。

竣工予定を27日の正午とし、床張り、建具、ガラス加工、すのこ作り、棚作りとそれぞれ役割を決め、こつこつと作業を行いました。日を追うごとに疲れは溜まるものの、作業ペースは落ちることがありませんでした。それだけ1人ひとりのやる気が強かったように思います。


床張りまでは、既存の物にノミで手を加え、大引を入れていく作業に苦戦しましたが、その作業が終わるとペースが早くなり、丁寧に床張りを進めるのとができました。最後の1枚の寸法が合わず、途中焦りましたが、棟梁が機転を利かせて、素早い対応をしてくれました。
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すのこは、主に2回生が中心となり78枚という数の板を1枚ずつ丁寧にやすりがけをして、綺麗に仕上げてくれました。
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建具、ガラス加工では、材の余りがなく、ミスが許されない状態でした。1つひとつの作業を慎重に、集中して行わなければならず、精神が鍛えられました。一度もミスなく完成しました。
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棚は、端材で作る予定だったため、最後まで進めることができませんでしたが、1日半でなんとかつくり終えることができました。


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最終日、他大学の方に「金工は盛り上がっていて1番楽しそうだった」と言葉をかけてもらいました。集中して作業する、楽しむときは全力で楽しむとめりはりをつけて最後まで作業することができました。加子母の方に支えや、素晴らしい仲間が集まったからだと思います。
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竣工後に床の上で寝転がってみましたが、凄く良いものができたと思います。ぜひ、完成した床で大の字になって昼寝をしていただきたいです。

…松屋の庭にひまわりを植えたので南側の窓を開け、ひまわりを見ながら休んでもらえる日が来ると嬉しいです。とにかく、松屋に足を運んでいただき裸足になって歩きまわったり、寝転んだり、空間でゆったりくつろいでもらいたいです。

2週間ありがとうございました。



# by K_moku | 2016-09-05 23:07

滋賀県立大学 制作物について

制作物報告、今回は滋賀県立大学2回の渡会が報告させていただきます。
今年の滋賀県立大学チームは、松屋の離れ部分の内装を改修となっており、無事工期中に竣工を行うことができました。
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離れの機能としては松屋のトイレ・風呂のアプローチとなっており、そこに新しく少人数での交流スペース、作業スペースを追加しようということになりました。
そして私たちが考えたのは、一枚の「壁」をつくることでした。
壁、といってもただの壁ではありません。そこには椅子や棚などの建具という機能を収納した機能壁となっており、そして線と四角で形成されたモンドリアン柄と呼ばれるデザインを組み合わせた少し特別な壁となっております。
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工期中の作業内容は、簡単に言うと前期は躯体部分の加工、後期は建具・合板の加工作業といったような内容でした。
躯体部分では非常に精度が高い加工を求める必要がありましたが、前期メンバーは見事それをほぼ達成することができ、とても助けられました。
後期メンバーでは、ひたすら合板と向き合う作業が多かったです。なかなか上手くはまらず四苦八苦。本当に皆、よく頑張ってくれました。

そして27日、無事竣工。種類の違う合板を組み合わせ、素材を活かしたデザインの壁が無事出来上がりました。
傷んでいつ抜けるか不安だった床も新しく張り替え、安全性も向上しております。
今年の滋賀県立大学は本工期までに完成したトイレ空間、そして本工期で行った離れの内装の2つを改修したことになります。
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それを通じて非常に沢山のことを学ばせてもらいました。加子母村の皆さま、一緒に作業をしてきた他大学の皆さま、2週間、いえそれ以上の期間大変お世話になりました。ありがとうございました。
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# by K_moku | 2016-09-03 00:20 | 2016年度

立命館大学 製作物について

8月31日のブログは立命館大学3回生の細浪が担当させていただきます。

今年の加子母木匠塾では8月27日の幹事会にて全参加チームから工期内の竣工報告を聞くことができました。
この記事では立命館チームの製作物報告をさせていただきます。


2016年8月27日の午前に無事竣工いたしました。
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今年は加子母中学校下にある園地に、加子母の壮大な山々を見渡すことができる展望デッキを製作しました。



この敷地にはすでに過去の木匠塾による既存の製作物がありましたが、ほとんどが劣化しており危険な状態であった為、4月の幹事会からプレ期までの時間を使い徐々に解体していきました。
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本工期に入ってからはしばらく工場での作業が続きました。
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前半はほとんど現場を見せることができずに申し訳ないです。


残り2日というところから、工場から現場へ材の搬入が行われました。
ここから一気に躯体部分を立ち上げます。

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総勢51人という大人数でしたが、いつも頼りになる3回生、パワー溢れる2回生、しっかり者の1回生、それぞれが本当に頑張ってくれたからこその今年の色がついた木匠塾が出来ました。みんな本当にありがとう。

そして何よりも私たち学生を受け入れてくださる加子母の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
素晴らしい思い出を作ることができました。今年もありがとうございました。

個人的なことですが、加子母木匠塾に参加するのは今年が最後になります。
1回生から参加させていただき、この3年間本当にたくさんの思い出ができました。
今では本当に加子母が大好きで、いつでも帰りたい思いでいっぱいです。
本当にありがとうございました。

しかし、立命館チームは新体制となり、来年度も加子母木匠塾に参加させていただきます。
どうかこれからも応援よろしくお願いいたします。

# by K_moku | 2016-09-01 08:10 | 2016年度